淡々と過ごしてると
君がいた何年も前の恋を思い出して
胸の奥騒めくんだ　もう
失っていったものは無い
そこにはないんだよ
仕方がないんだよ

何度目の雪解け
祈るような愛してる
薄明を迎える
温もりが暖かくて
君は今幸せと感じてるかい
終わらない愛遺して逝った

春、私を忘れてしまうように
春、季節は始まりに戻るだけ
春、儚く　宙へ浮いた言葉は
散って　散って　散ってしまうような

もしも誰かに愛される日が来て
君が望むならば側に居てあげてね
悲しみよりもそっと背を押すような
太陽の下のよう
月明かりもいらないような

さよならと口付け
またねをポッケにしまい
悟り出した沈黙
それとなく気づいてたんだ
君が踏み躙った者だけが
忘れずに君を宿してる

春、私を忘れてしまうように
春、触れ合う　それ以上の安堵はないよ
春、希う　愛を忘れぬ方法
その手にしないこと

水面に映る君も　
溶けた二人の足跡
綺麗だ
本当に綺麗だったんだ
湿度は上り出した

春、私を忘れてしまうように
春、季節は始まりに戻るだけ
春、儚く　宙に浮いた言葉は
散って
散って
散ってしまうよ
春、貴方を忘れてしまわぬように
春、私は今以上を求め咲いてる
春、憂いに散り逝く姿そのもの
雨打たれ口遊む
二人が居た証を
誰かが素敵だと思えたら

今年も綺麗に咲いてる
今年もここで待ってる